MIGISAN(会社)のブログ

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モチベーションと環境のお話

 

こんにちは、みぎさんです。

今回は代表のつぶやきカテゴリーです。

「つぶやきコーナー」といっても、ただなんにもなしに呟くのもあれですから、少しだけ共通項目をもって呟いて行こうと思います。

 そうですね。「娘たちへ向けた父の一人語り」というくくりにしましょうか。

 

 さて、今回はモチベーションと環境について。少々説教臭い話を。

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チクセント・ミーハイのフローを含むメンタルステートの図

 既にご存じの方も多いと思いますが、「時を忘れるほど完全に集中して対象に没頭している状態」フロー。スポーツでいうゾーンといわれる状態を含む、スキルレベルと挑戦レベルの相関図を示した、

ミハイ・チクセントミハイ - Wikipedia

のメンタルステートの図です。

くわしい説明は他のサイトに譲りたいと思いますが、

例えば、挑戦レベルが高くてもスキルレベルが未熟な場合、メンタルの状態は不安の領域にあります。

 私はこう見えても人前でピンでライブ、それもバンドではなくギター1本弾き語りをやったりするのですが、初めてライブにピンで立った時の緊張たるや、今思いだしても冷や汗が出るほどの思い出です。こういう状態が「不安の領域」に当たるのでしょうか。

 一方で、例えばスキルレベルは高くても挑戦レベルが低い状態、例えば、家で「練習」のつもりで弾くギターなんかは、右下の「リラックス」の状態といえるでしょうか。

 何かの技術を高めていき、それをある一定の成果として(それが有形であるか無形であるか、あるいは金銭的付加価値を伴うか否かは別にして)結実させるには、必ず表の上の領域、不安→覚醒→フローの循環をたどる必要があります。

 

しかし問題はまた別に存在します。

 

 いったい、何に向けて自分の情熱を傾けるのか?あるいはどういう分野でどういうスキルを磨いていくのか?これ自体が良くわからない時期という物もあります。

 また、いったんは情熱を傾けある程度のスキルを獲得しても、その分野なりスキルへの情熱が継続しないとき、あるいは全く役に立たなくなる時もあります。

 

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人生分かれ道の連続

 しかし、一つ言えるのは、何か一つでもあるスキルを一定レベル(プロと呼ばれる人が存在する世界でも通用するレベル?)まで高めることができれば、そのスキル自体が役に立たなくなったり陳腐化したとしても、

 スキル向上のプロセスそのものが、次に他のスキルを向上させる際に役に立つのではないでしょうか?

 ですから、それが必要に迫られてのことであれ、自分の興味関心が向くことであれ、やる以上は、身体や心が悲鳴を上げてダウンしない程度まで徹底的にやった方が良いと思うのですね。

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★モチベーションの継続と環境

 よく「ポジティブシンキング」理論曲解した言説に、やる気があれば何でもできる!と、とにかく意志の力を強調するものがよく見受けられます。

 このポジティブシンキングのバイブル的な本として取り上げられるのが、「マーフィーの成功法則」であるとか、カーネギーの「道は拓ける」といった本ですか。それらの本自体は別に問題のない良書だと私は思います。

 しかし問題はその用いられ方だったのです。1980年代以前から、そういった本に基づく精神論が、歩合制セールスマンを主体とする「訪問販売会社」の社員洗脳にアメリカで広く用いられ、その文化が日本にも輸入され、今でいうブラック会社の自己正当化と社員洗脳に広く用いられ、さらにはそれが中小企業だけではなく大企業へも広がっていったのです。

 

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闘魂注入!はやる気とは言ってません。「元気」です

 私は若い頃、セールスの会社に2社所属していました。そして2社とも、こういった「ポジティブ理論」を社内に取り入れ、毎朝毎朝朝礼で、社員に「できると思えばできる」と連呼させていましたね。

 私は2社在籍中、2社両方でトップセールスでしたが、頭の中で鼻くそをほじりながら「馬鹿じゃね?」と思っていました。

 「そんなら今から、できるできると唱えて、カールルイスより速く走ってみろ!」

と心の中で思っていました。

 そう思っている人間がトップ営業だったわけですから、私が辞めて1年以内に2社とも潰れましたね。

 それはともかく、せっかく科学合理主義を徹底して一躍世界トップレベルの軍事大国に躍り出ながら、無益な精神論に走って悲惨な結果を生んだ旧日本軍のように、無益な精神論に追いつめられる人も多いので、私の個人的な見解を書きますが、

 

 瞬間的な意志の力なんぞ、何の役にも立ちません  ( `ー´)ノキッパリ

 

 じゃあどうすれば、意欲を出して、かつ意欲を継続しつつスキルを高めていくのか?

そのカギとなるのは、「環境」と「習慣化」ではないか?と思います。そしてこの2つを両方取り上げるのは、はたまた記事が長くなりますので、今回、まずは環境から取り上げたいと思います。

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★環境の大切さ

 なにかのスキルを一定のレベルまで高め、そして一定の結果を出せるようになるためには、なんといっても時間が必要です。

 半年やそこらでちょちょいとできるようなスキルは、はっきり言って大したスキルとは呼べないでしょう。(それでもできないよりは出来た方がいい)

 しかし、生きていればいろいろあります。雨が降ったり晴れたりする日があるように、体調が良い日もあれば悪い日もある。恋してしまう時もあれば、失恋することもあるし、雑用が山のようにたまったり、何か不慮の出来事で時間を取られることも。

 オールドファンクの名曲「Joy & Pain」ではありませんが、生きてりゃいろいろです。

www.youtube.com

 しかし、それでもコツコツと何かを継続するためには、スキル向上のための作業の時間を一定数。ある程度の期間にわたって取り続ける必要があります。しかもやる気のでる状態で。

 保護者の保護のもとにある学生の頃ならいざ知らず、社会人になるとなおさら大変です。

 

 その解決策の一つとして、外部の雑音を遮断しつつ習慣化とマインドセットを1セットにできる環境を作ることが挙げられるのではないでしょうか。

 

 例えば私は、事務作業、特に経理作業を行うのは、必ずレンタルオフィスへ書類一式をもって出かけ、そこで行うようにしています。具体的にはリンク先にありますように起業家育成をテーマに、創業支援を行っているシェアオフィスです。

 

www.port-inc.jp

 当然ここを利用される方のほとんどが、分野はともかく、なにがしかの起業をされた事業主さんですから、私も一介の経営者としての自覚を新たにさせられますし、またオフィスの雰囲気も心地よく、経営されている代表の方を始めスタッフの皆様も非常に気持ちのいい方ばかりです。

 

会計分んねえ・・・やりたくねえ、事務仕事面倒くせえ (´・ω・`)

 

と思っていても、会社を作った以上はやらざるを得ません。そんな時にこの環境が大きく手助けをしてくれます。

 

 このように環境を作り、環境にモチベーションをリンクさせ、自然とやるように自分を仕向けるのも、また、モチベーションを持続させる一つの手段ではないでしょうか?

 

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ここでいつもの宣伝たーいむ ではなくて

今回は私の愛読書を1冊紹介させていただきます。

 

なお、リンクにはアフィリを貼っているものもありますが、私がアフィリを貼る場合は、実際に私が購入してよいと思ったものに限定しております。

 

興味があれば、どうぞ・・・