夏休み臨時特集 揉み揉みを制す②
こんにちは、MIGISAN(みぎさん)です。今回で「初心者の為のチャートテクニカルクリニック」第7回目となりますね。
今回の記事のテーマは、夏休み臨時特集 揉みを制す②となりますが、その前に前回の復習!
migisan-official.hatenablog.com
さて前回は、短い時間軸における「揉み揉み」挙動に関して、特に心理的準備について取り上げました。振り返りますと
★チャートに向かうときに以下のように考える。
1・揉んでいるのか揉んでいないのか?
2・揉んでいると判断できる場合に、それがどうなったらどう仕掛けるか?
3・揉んでいない場合(トレンドが出ている場合)どう判断して仕掛けるか
あるいは仕掛けないか?
つまり、揉むことを前提としたチャート観察の癖をつける
心理的準備としては、これに尽きると書きました。
まず、実際の私のエントリーのスクショから。
ちょっとわかりにくいので、PCのチャートで図示してみました。
夕方16時前くらいの、欧州相場が徐々に活発化するタイミングで、揉みを発見し、揉みほぐれるタイミングでポチ!
この日は人に会う予定が控えていましたので、(で、デートか?)早めの利確とはなりましたが、そう悪いトレードではなかったと思います。
さて、話は本題に戻りますが、上記に挙げた3つの心理的準備があったとしても、まず、揉みを早期に検知できなければスマートな対応はできませんね。
それでまず、揉み揉みをすばやく検知する方法から入りたいと思います。
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(初心者の為の記事だから、、ひよこなの)
★揉み揉みを早期に検知する為のポイント1 フォロースルーとプルバック
揉み揉みを検知する為に、逆にトレンドの状態についての理解を深めましょう。下のスクショをご覧ください。
上の青枠が上昇トレンド、赤枠が下降トレンドの発生地点ですね。まず上昇方向への動きを青矢印、下降方向への動きを赤矢印でざっくり示してみました。
時間軸に関係なく、値動きは波形を描くと言われますが、まず以下の言葉を覚えましょう。
トレンド方向への値動き フォロースルー(トレンドへの追随)
トレンド方向と逆の値動き プルバック (引き戻し)
そしてトレンドが出ている状態というのは簡単に説明すると、以下のようになります。
フォロースルー(トレンドへの追随)>プルバック (引き戻し)
これは、以前のブログで紹介したダウ理論とも一致しますね。ご存じの方も多いでしょうが。
そして、「揉み揉み」をいち早く見つけるには、値動きの観察をするうえで、
フォロースルー(トレンドへの追随)>プルバック (引き戻し)
の状態に、なっているか、いないのか?という視点で値動きを見るというのが基本となります。
同じくポンドル5分足の図です。ちょっと厄介な値動きではありますが、赤枠で囲った部分の左側は先に挙げた条件は満たしており、定義的には上昇トレンドとみて構いませんが、どこでどう仕掛けるか?の問題が残りますね。
次に赤枠で囲った左から2番目の部分では、確定足で見れば、フォロースルーが高値更新に失敗しています。
いずれにしても、フォロースルーとプルバックの関係に留意する(どっちがどうと判断できない場合、どうするかについては後述します)
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★揉み揉みを早期に検知する為のポイント2 最小単位で玉出しする
冗談みたいな話ですが、昔はサポーターやビキニパンツを履くのが蒸れるから嫌という理由で、ラグビー選手の中に生パン(トランクス型短パンを直ばき)でプレーする人がいまして、試合中の写真に玉が写っていることが往々にしてあり・・・
って、その玉出しではなく
実は私も先走りエントリーが多かった時期があり、「揉み揉み」には苦労したのですが、リスク2%ルールとは別に、揉みからのブレイクを狙う場合、よほどの確信がある場合を除いて、とにかくまずは最小ロットで試し玉(0.01とか口座によっては0.1)を打つようにしました。
これについては理由云々よりもやってみてください。と突き放すのはあまりにも芸がないですので、実例を挙げます。
これは金の5分足での実例チャートです。赤枠の部分だけ見れば、高値も安値も切り下がっていますし、引いたラインで反応していますから下に行きそうな気がしますし、実際、下に転換してもおかしくはないのですが、結果はご覧の通り。
(15分足で見てれば、また違う判断になるかもしれない)
この時、もしブレイク狙いで下にエントリーしてしまうと、恐らく損切ですし、
ライン反応で狙うと、2回目か3度目で損切となります。
なので、迷って仕掛けるのならば、小さい玉を出す。
まあ安全策なんですが、余裕をもって損切りできますから、値動きに対して冷静に判断が可能となります。
で、どうするのか?対処法に移ります。
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★「揉み揉み」に対処する技術的ポイント1 プルバック(引き戻し)を待つ
実は「揉み揉み」に対処する技術的な方法は、既に、このカテゴリー記事の
第1回⇒第5回までに、あらかた(全部ではない)出しています。(シリーズまだ続く)
念のために、このカテゴリーの記事の第1回のリンクを貼っておきますので、順を追って確認してください。
migisan-official.hatenablog.com
その中でも、とりわけ注目すべき部分は、
このままズドンと値動きが大きく動いて置いていかれるかもしれない
という、欲というか恐怖に打ち勝って、プルバック(引き戻し)を待つことです。
その時間軸でプルバックが起きそうな雰囲気でなければ、もう一つ小さい時間軸でプルバックが起きるのを待ってみてください。
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(月2000円で1年分きっかりの金額ですから、そうお高くはないとは思いますが)
中には苦学生ながら、相場に取り組んでいるような方もいらっしゃるかもしれませんので、ヒントをひとつ、例として追加しておきます。
★「揉み揉み」に対処する技術的ポイント2 判断する軸を作る
ブログでは、トレード視点の軸の例として、15分足のSMA20を例にしていますが、
軸はどれがいいかとか決まっているわけではありません。
ですが、一つの物差しとしては、かなり汎用性も注目度も高いですので、例として取り上げています。
いずれにしても、なにがしかの軸となる基準と、基準とする時間軸を決めなければ、ダウ理論もへったくれもない。
扱うペアにおける、視点の軸と時間軸をまず自分なりに決めてください。
その上で最初に挙げたエントリー例を使って、私の視点を紹介しておきましょう。
時間軸が5分足というだけで、以前の記事に書いたルール通りのエントリー
なのですが、私が最も得意するエントリーでもあります。
他にもいろいろ対処法はあるのですが、次回はオシレーターを使った判断方法の例
を少しばかりお伝えしたいと思います。
★ここで宿題!
上のエントリースクショの、どこがどう、今まで説明してきたエントリールール通りなのか、なぜ揉みを避けてトレンドに乗れるのか、自分なりに考えてみよう!
続く
次回はオシレーターを使った、揉み揉み時の判断方法の例